カンボジアの政党 フンシンペック党のノロドム ラナリット党首はこのほど記者の質問に答えた際、中国が南海問題を平和的に解決する立場を取っていることを高く評価し、関連国以外の国々の介入は事態を複雑化させるだけであると強調しました。
ラナリット党首はこの中で「米国とスペインがフィリピン独立をめぐって合意した協定には、フィリピンが求めていた島嶼が交渉の範囲に盛り込まれていない。そのため、フィリピンの境界線内にはこれらの島嶼は含まれていない」と述べました。
また、ラナリット党首はフィリピンが提案した仲裁は一方的な行動であるとし、「われわれは支持しない」と強調したうえで「中国とASEANが調印した『南海各側行動宣言』には、関係国が話し合いを通じて問題を平和的に解決することが記された。南海の紛争を解決する唯一の解決方法は、関係国による交渉と協議だ」と述べました。
(中国国際放送局)
関連記事: