国家統計局が9日発表したデータによりますと、5月の消費者物価指数(CPI)は前の年の同じ時期と比べ2%上昇しました。4月までは3カ月連続して2.3%という、高めの水準でしたが、ここにきて0.3ポイント下がっており、ここ4ヶ月間の最低値となりました。
CPIの変化に影響を与えた主な要素は食品価格だとみられます。食品 酒 たばこの価格は前年同期比4.7%上昇し、肉類の価格も20.8%、そのうち豚肉は33.6%上昇、また、野菜の価格が6.4%増えた一方で、果物は7.6%下がりました。
このほか、医療保健、住居、衣類、教育、文化、娯楽などの価格は上昇しましたが、交通と通信の価格は2.6%下落しました。
国家統計局都市局の余秋梅上級担当者は「年初の寒波の影響で、野菜の栽培と運輸が影響を受け、野菜の価格は例年の同じ時期を大きく上回った。その後、市場供給の増加に伴い、野菜の価格は正常に戻った」と分析しました。
(中国国際放送局)
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