「南海各側行動宣言」の確実な履行のため、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の国々が9日、ベトナムで第12回高官会議を開きました。参加者らは、南海に関する問題に妥当的に対処することや「南海行動準則」の策定といった課題について、踏み込んだ意見交換を行いました。
参加者らは、引き続き「南海各側行動宣言」を全面的かつ効果的に実行し、海上における実務的な協力を深化させ、共に南海の平和と安定を維持していくことを約束しました。また、中国とASEANの各国外相による共同声明の発表について話し合い、作業を加速させ、できるだけ早く共通認識に達するよう努めていくことで意見が一致しました。
さらに、「南海行動準則」について参加者らは、中国とASEAN諸国が海上での緊急事態に対応するための外交高官ホットラインやプラットフォームの設立を急ぐことを約束しました。また今後、南海地域で、いかにして「海上における突発性事件に関する規則」の役割を果たしていくべきかについて討議しました。
(中国国際放送局)
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