新華網モスクワ6月7日(記者/吉黎)ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は6日、米国の前駐ロシア大使、マイケル・マクフォール氏のロシアに関する発言が「知恵が足りず、無責任」だと批判した。
マイケル・マクフォール氏は先日エストニアメディアのインタビューに応じた際、「米国はロシアを制圧」すべきで、北大西洋条約機構(NATO)のロシア国境に向けての拡張は正当な行為であり、「モスクワからの脅威に強いられて行った反応だ」と語った。
マイケル・マクフォール氏のこの発言に対し、ザハロワ報道官はソーシャルメディアの「フェイスブック(Facebook)」アカウントで投稿し、マイケル・マクフォール氏が「ロシアのネットユーザーを怒らせた」と伝えた。
ザハロワ報道官は、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官はかつて、米露両国は重大な問題において対話を行うべきだと主張しており、「私は米国の外交官2人の誰が正しく、誰が間違っているかについて批判することはできませんが、私が言いたいのは、外交とは一種の職業で、外交官に対する基本的な要求は知恵と責任だということです」と伝えている。
(新華社より)
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