々と食卓に出される料理の味と香りは、それぞれ完璧な「中国の美食」だ。
中国と西洋の飲食文化の違いゆえに、中華料理を好む外国人は多いが、中華料理を食べる時に、ちょっとした問題に出くわすケースも少なくない。
許怡如さんは、「外国人が中華料理を食べると、笑い話のネタになるような小さな事件が起こることが多い。よく米国人の友人と一緒に中華料理を食べに行くが、ある時、水煮魚(魚の山椒唐辛子煮込み)を食べた。山椒が米国の西洋料理で出てくるスパイシービーンズに似ていたため、友人はためらうことなく、料理の表面に浮いていた山椒を全部すくって食べた。その結果、彼の舌は辛さで痺れ、一口食べては一口水を飲むという始末で、『中国人はどうしてこんなものを食べるのだ』としきりに不思議がっていた」と、思い出しながら話した。
「外国人が忌み嫌う食べ物は多い。例えば、鶏の心臓など動物の内臓を食べることはできない。だが、美味しい中華料理の多くは、これらの食材で作られている」と話す孫斌さんも、ドイツ人の友人と中華料理を食べに行ったときの面白いエピソードを紹介してくれた。
「あるとき、ドイツ人の友人は、それが何だか知らずに、鶏の肝の炒め物を食べた。食べ終わった後、『今の料理は、とっても美味しかったけど、一体何だったの?』と僕に尋ねた。僕が食材の正体を教えると、彼の顔は一瞬で青ざめた。だが、彼らは鶏の肝を出されてもわからないから、次回それを食べた時も、きっと美味しいと絶賛しながら堪能するだろう」。
(人民網日本語版)
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