中国の都市部の飲食店では、現金ではなく、スマホで会計を済ませる人が増加している。このことは、モバイル決済プラットホームが急速に普及していることを反映しており、都市部でのクレジットカードによる決済の段階を飛び越えて、キャッシュレス社会(現金をほとんど使用しない社会)の実現を後押ししている。金融時報が伝えた。
中国の都市部の消費者1000人を対象に実施された調査によると、回答者の98.3%が、過去3カ月の間にモバイル決済プラットホームを「利用した」と答えた。よく利用する決済プラットホームで最も多かったのは「支付宝」で79.5%。クレジットカードの45.5%、デビットカードの30%を大きく上回っている上、現金の79%さえ上回った。また、26%が「微信支付」を選んだ。
統計によると、昨年末の時点で中国人が所有しているクレジットカードの平均枚数は、一昨年末の0.34枚から0.29枚に減少した。一方、モバイル決済プラットホームのユーザー数は64.5%急増し、3億5770万人に達している。
(人民網日本語版)
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