メイド・イン・ジャパンは世界で、「こだわり」と「完璧」の代名詞だった。しかし近年、日本企業による「偽造」が続いていることを受け、人々は「メイド・イン・ジャパンの神話が終了」と溜息を漏らしている。
・自動車メーカーが燃費データ不正
三菱、スズキ、日産など、日本自動車大手が不正のスキャンダルに巻き込まれている。日本メディアは自動車業界の「大震災」と形容している。
・手抜き工事でマンションが傾斜
日本は地震多発国であるが、その建築物は耐震性が優れており、質の高い建築工事で知られている。しかしこの輝かしい栄光の下、日本の建築会社は手抜き工事、データ偽造を行い、「マンション傾斜」などのスキャンダルを起こしている。
日本メディアの6日の報道によると、羽田空港C滑走路の地盤改良工事で、東亜建設工業が手抜きを行っていた。薬液の注入量は設計の5.4%のみで、国土交通省に100%の虚偽の報告を行っていた。
昨年10月、三井不動産は販売した横浜市都筑区の大型マンションに、深刻な傾斜が生じたことを認めた。傾斜の原因は、日本のリーディングカンパニーである旭化成建材による手抜き工事だった。
・食の偽装、安全が危ぶまれる
日本メディアは昨年3月、北海道の焼肉チェーン店が、産地不明の牛肉を「松阪牛」と偽り、外国人客をぼったくっていたと報じた。
秋田市の肥料メーカー・太平物産は昨年11月、有機原料の配合割合を少なくする偽装を行っていた。同社の社長は記者会見で、さらに驚きの秘密を明らかにした。同社は少なくとも10年前から、偽装を開始していたというのだ。
マクドナルドは米ブランドだが、日本での食品安全の管理に問題が相次いでいる。
・家電大手が不正会計
日本家電大手の東芝は、2008年度第2四半期から2014年度第3四半期まで、税引き前利益を累計2248億円かさ上げしていた。
メイド・イン・ジャパンの神話、長年に渡る信用を崩壊させたのは何だったのだろうか?
日本経済の低迷により、各社は利益を求める時代に入った。日本経済は近年、低迷を続けている。安倍政権によるアベノミクスは、すでに失敗している。日本の各業界で、苦しい経営が強いられている。ある学者は、日本はすでに利益を求める時代に入ったと指摘した。一部企業はコスト削減による利益創出を目指し、客を騙し始めている。
次に、長期的な監督管理の不在という問題がある。上述した内容は一部企業による偶発的な事件ではなく、近年、さらには過去10年間に渡り続けられてきた不正行為が明るみに出たもので、ある種の悪風と化している。企業はこれまでごまかし続けることができたが、これは日本政府の企業に対する長期的な監督管理の不在、欠如を反映しているのではなかろうか。
(チャイナネット)
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