新華網モスクワ5月27日(記者/吉黎)ロシアのプーチン大統領は25日、ロシア経済は落ち着いているが、その成長はまだ回復していないと表明した。
プーチン大統領は25日経済委員会の議長団会議で、大多数の専門家はロシア経済が落ち着いているとみなしているが、現在は経済発展の戦略的問題に転換し、新たな任務を提起せねばならなず、戦術目標に着目するのではなく、より長期的な計画を立てねばならないと述べた。
プーチン大統領は、ロシア経済の成長はまだ回復しておらず、新たな成長点を探し出すことができなければ、国内総生産の成長は依然として難しいだろうと表明した。
当日、プーチン大統領は会議に参加したフランスの実業界の代表団と会見した際、次のように表明した。国内総生産を含むロシアのマクロ経済指標はすでに好転へ向かう形勢が現れており、現在の任務はこのような傾向を維持することだ。また、ロシアの黄金の外貨準備は増加を実現し、今年の5月1日の時点ですでに3915億ドルに達し、ロシア市場の発展に有利な条件を創造した。
西側の制裁と国際原油価格の下落の影響を受け、ロシア経済は比較的大きな下押しへ向かう圧力に直面している。世界銀行が今年発表したレポートは、2016年にロシア経済は萎縮し続け、下降幅は0.7%となることが見込まれるとみなしている。
(新華社より)
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