中国科学院大学と日本科学技術振興機構(JST)の共催による「日中大学フェア&フォーラムin CHINA 2016」が5月6日、北京にある中国科学院学術会堂で開幕しました。今年は9回目の開催となり、「世界最高レベルの大学を目指して~高等教育と研究開発の両立をめぐって」というテーマを取り上げています。日本の東京大学、京都大学、早稲田大学、中国の中国科学院大学、清華大学、中国科学技術大学など、日中からそれぞれ12の大学が参加したということです。
開幕式では、中国科学院副院長、中国科学院大学校長を務める丁仲礼氏が、中日両国の間で平和をもって共に発展することの重要性を強調し、「両国の科学界の人々が積極的に力を尽くし、チャレンジを続け、両国の科学教育と文化交流へ新たな活力を注ぐべきだ」と語りました。
また、日本文部科学省の戸谷一夫審議官は「今回のフォーラムを機会に、日中の大学間、学生間の交流が促進されることを期待している。現在、日本に留学している外国人学生のうち40%を中国人留学生が占めている。このフォーラムは日本の文部科学省にとっても、積極的に支持を続けるべきプログラムだ」と述べました。
日本科学技術振興機構(JST)の濱口道成理事長は「日中大学フォーラムは両国間、また、一流大学や科学研究機構同士を結び付ける重要なプラットフォームである。日本科学技術振興機構はこれまでずっと日中両国の科学交流、人材交流に力を入れてきており、沖村憲樹元理事長はかつて、中国政府友誼賞と中国国際科学技術協力賞を獲得した」と語りました。
今回のフォーラムは10日まで開催されます。
(中国国際放送局)
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