2016年5月2日、メーデー(労働節)連休で旅行市場は最盛期を迎えている。清明節や端午節などの小連休と比べ、人々のメーデー連休中の旅行願望はかなり高い。観光客が若年化する傾向はますます進み、カップル旅行の割合が高まっている。「お金に不自由しない」観光客は、旅行における体験や快適性を重視しはじめ、移動手段は航空機、宿泊施設は高級ホテルを選択する傾向が生じている。人民網が伝えた。
程携、同程、途牛、中青旅遨游網など旅行各社の統計を取りまとめたビッグデータによると、メーデー連休旅行で最も人気が高い国内の目的地は三亜、アモイ、西安、北京、麗江、昆明、桂林、成都だった。これらの観光地では「見えるのは景色ではなく人間だけ」といった現象が起こる可能性が高い。
●海外旅行:熊本地震も中国人観光客の勢いを抑えきれず
ビザ発給政策の緩和、フライトの増便、ツアー代金の値下げなど、観光客にとって有利な条件が揃ったことから、メーデー連休中の海外旅行は、コストパフォーマンスが最高となった。携程旅遊ツアーの統計データによると、一部旅行先では、ツアー代金が前年同期比10%から30%低下、日本・韓国・東南アジア諸国向けツアーの中には、国内ツアーより廉価の商品が登場、日本・韓国向けツアーには1000元(約1万7000円)を切る格安ツアーもある。昨年、500万人の中国人観光客が殺到した日本については、メーデー連休旅行の予約状況は、九州・熊本地方の地震の影響はさほど見られていない。
●45%を占めるカップルに「圧倒」される少数派の「一匹狼」
「一匹狼」の一人旅は注意しなければならない。途牛旅遊の短距離ツアー利用者は、カップル旅行やファミリー旅行が主流で、申込人数が1人である割合は10%未満、2人は45%、3人から5人は26%、5人以上人は20%を、それぞれ占めている。
宿泊施設に対する観光客の要求もますます厳しくなっている。昨年のメーデー連休中に星の数が多い高級ホテルを予約した人は全体の3割に届かなかったが、今年は40.4%に達している。北京・上海・杭州各都市では高級ホテルの予約は軒並み4割を上回った。海外の人気観光地トップ10では、高級(4つ星または5つ星)ホテルに予約した人の割合は平均73.5%と、前年同期比より15ポイント上昇した。
(人民網日本語版)
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