4月18日、北京出入境検験検疫局が輸入阻止したヤドクガエルの入ったケース
2015年9月9日にキオビヤドクガエルを初めて差し止めたのに続き、北京出入境検験検疫局は4月15日、世界で最も毒性の強いヤドクガエル10匹の輸入を阻止した。
これらは、検疫所職員が外国から送られてきた国際スピード郵便(EMS)を検査する際に発見したものである。郵便物はポーランドから送られ、内容物の欄に「衣服、ギフト」と書かれており、疑わしいと感じた職員が箱を開けて検査したところ、プラスチック製の円柱型ケース10個が梱包されていた。その中には生きたカエルが入っており、X線検査に引っかからないようにするために衣服や新聞などで覆われていた。職員は法に則り、郵送が禁止されているこれらを差し止め、直ちに中国科学院動物研究所で検査を行った。
資料によると、ヤドクガエルは世界一美しいカエルで、最も毒性の強い種類の1つでもある。特に、今回押収した3種のヤドクガエルの中でモウドクフキヤガエルは最も毒性が強く、1グラムの毒で15000人を死に至らしめるほどの猛毒を持つ。
モウドクフキヤガエルは皮膚から毒性の強い神経毒を出し、神経を萎縮させたり中枢神経を冒す作用があり、体内に入ると筋肉を萎縮させて最終的に死に至らしめる。
(写真は新華社より 文字はチャイナネットより)
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