新華網モスクワ4月19日 (記者/温馨)中国の王毅外交部長は18日、モスクワで中国・ロシア外相第14回会合に出席した後、ロシアのラブロフ外相、インドのスワラジ外相と共同記者会見を行った際に、中国、ロシア、インドは5大分野に及ぶ12の方面の実務的協力を推進しなければならないと表明した。
王毅外交部長は次のように述べた。中国、ロシア、インドの3カ国が発展して壮大化し、三国間の二国間関係が強化するにつれて、3カ国の協力すべき、協力できる分野が絶えずに拡大している。今回の会合で、中国はこれまでの協力の成果を基盤に、政治的協議、防務安全、経済金融、相互連結、人文交流などの5大分野で三者協力をより一層、模索し、展開していくことを提議した。このために中国はさらに、次の挙げる12項目を提案した。第1回中国、ロシア、インドアジア太平洋事務協議の年内開催、インターネットセキュリティーなどの議題をめぐる特別協議、テロリズム対策、海賊取締まり、海上捜索・救援などの非従来型の安全分野での協力の検討と実施、三者麻薬密輸禁止協力の実施、三国の産業構造の相互補完における優位性の発揮、インフラなどの分野での三者協力、地域の相互連結についての疎通とリンク強化の提唱、三国の学者の対話、青年外交官の交流及び映画・テレビ制作分野での協力など。
王毅外交部長は次のように強調した。中国、ロシア、インドの協力は一つの開放的なプロセスで、いかなる他国も標的にしておらず、いかなる一方と連携及び対抗する意図もない。中国、ロシア、インドは一貫して国際社会におけるポジティブで建設的なエネルギーであり、終始にわたり国際平和を安定させる錨及び地域発展のブースターになっている。総括すると、三国協力の将来性は有望で、未来の発展に大いに期待できる。
(新華社より)
関連記事: