新華網プラハ3月29日（記者/霍小光 王豊豊）現地時間の28日、習近平国家主席はプラハ・ラーニ庭園でチェコのゼマン大統領と会談した。両国の元首は2時間余り会談し、中国・チェコ関係、中欧関係などの重大な問題について踏み込んだ意見交換を行った。
習近平主席は次のように強調した。中国とチェコは国交を樹立して60数年にわたり、国際情勢が刻々と変化し、我々両国はともにそれぞれが苦労を経てきたが、友情と協力は一貫して中国・チェコ関係発展の主流となっている。特にここ数年、双方の上層部の往来が密接で、実務的協力が絶えず深まり、人的・文化的交流が豊富多彩で、両国関係は歴史上最も早く発展し、最も成果が多い新たな段階に入った。双方は2015年に「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」建設を共同で推進する政府間の了解覚書に調印し、良好な基礎を打ち立てた。新たなスタート地点に立ち、未来を展望して、我々は先人の跡を引き継ぎ、将来の道を開き、中国・チェコの友好関係を共に伝承し発展させ、これを長い時間がたっても変わることがないようにさせて、新たな活力を絶えず奮い起こしていく責任があるのだ。
ゼマン大統領は次のように表明した。チェコ及び彼自身は対中関係を非常に重視し、チェコ・中国の二国間関係発展の推進やチェコ・中国の各分野における実務的協力の拡大を優先方向としており、当面の両国関係が獲得した大きな進展に対し、大変な喜びを感じている。習近平主席の今回の訪問が、チェコ・中国の政治的相互信頼を増進し、両国の交流協力に新たなチャンスを与えることができると信じている。
習近平主席は、中国は欧州一体化のプロセスを一貫して支持し、一つの繁栄し、団結し、安定したEUが見届けられるよう望んでいる。中国はEU及び欧州の各国と協力を強化し、世界平和と発展のために共に積極的に貢献していけるよう願っていると指摘した。
ゼマン大統領は、チェコはEU域内における中国の信頼できるパートナーであり、自身の役割や影響力を十分に発揮し、欧中関係、中国と中・東欧諸国の関係を促進するために自らの貢献を作り出してゆくことを望んでいると表明している。
（新華社より）
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