国際舞台で大国としての責任感を示す
中国が提唱した「一帯一路」は、多くの国がグローバル化に参与するきっかけになった。BNPパリバのジャン ルミエール総裁は、「こうした提唱は歓迎されている。海上 陸上シルクロードの沿線国が支持し、経済成長や相互接続を望んでいる。経済を成長させ、貿易投資を促し、平和を実現し各国関係のバランス維持にも役割を果たすだろう。中国はこの提唱を通じて、世界的な責任を担う姿勢を示した」と語った。
国際通貨基金のラガルド専務理事は、中国経済のモデル転換は中国にも世界にもプラスであるが、順風満帆とも限らない。減速の背後で持続的な成長の維持と喫緊の構造改革の間でバランスを取る必要があるとし、バランスを保つために次の3つの重要な政策が考えられると語った。
つまり「開放(Open)、縮小(Narrow)、拡大(Expand)」、略称「ONE」である。開放とは、中国経済の市場化がさらに進み、世界経済とのつながりを緊密にすることである。人民元のSDRバスケット入りは世界経済と軌を一つにする中国の決意の表れである。縮小とは貧富の格差 都市部と農村部の格差を縮小し、環境にやさしい発展を重視することである。これにより持続的で広範的な繁栄を確保できる。拡大とは、革新と企業家精神により研究開発への資金投下を拡大し、バリューチェーンを向上させることで新たな経済成長の動力を生み出すことである。
「中国の新たな5ヵ年計画はこうした重要な要素を網羅しており、さらに良質で包容的な持続成長の実現に役立ち、中国の夢の実現にもつながる」と語った。
(チャイナネット)
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