朝7時半、日勤常勤で働く侯夢茹さんは病院に到着し、助産婦の仕事着に着替えて夜間勤務の同僚と引き継ぎを行った。
中国の「全面的な二人っ子」政策の実施に伴い、各都市の病院は今年再び「ベビーブーム」を迎える。「国際婦人デー」に当たる8日、記者は石家荘産婦人科病院の分娩センターを取材し、現代の助産婦の日常勤務を間近で観察し、記録した。
27歳の侯夢茹さんは黒龍江省の出身で、現在は石家荘産婦人科病院の分娩センターで助産婦をしている。未婚で分娩の経験もないが、業務に熟練しており、これまでに約1000人の新生児の出産を手助けした。この分娩センターの助産婦チーム中で、一番若い助産婦はまだ22歳である。
通常、経験豊富な助産婦は産婦人科医にも負けない役割を担う。彼女たちの経験は臨床実践と繊細な観察力により培われたものである。また、出産過程の全ての変化を熟知しており、各突発的状況を解決でき、産婦の表情と反応も理解している。産婦と直接触れ合う彼女たちは、正真正銘の「守護神」と言われる。
自然分娩は体力を非常に消耗し、子宮収縮による激しい痛みで感情をコントロールできず、助産婦の慰めの言葉やアドバイスを拒絶する産婦もいる。侯さんは、「痛みに耐え切れず、私たちに怒りをぶつける産婦もいた。こういうとき、私たちは産婦の感情を落ち着かせる必要がある。出産が終われば落ち着く」と話した。長く苦難に満ちる自然分娩で、助産婦はさまざまな方法で産婦の分娩の痛みを緩和させ、励ます。
仕事はとても大変だが、助産婦はみなそう幸せそうな表情をしている。「それは毎日ここで新しい命を迎えるため」と、看護婦長の李霞さんは話す。
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