新華網メキシコシティ3月7日 (記者/銭泳文)国連食糧農業機関(FAO)及び国際原子力機関(IAEA)の核技術食糧・農業応用聯合司の梁劬司長は3日、メキシコシティで新華社記者の取材を受けた際に、核技術は放射能を利用して蚊を繁殖させないことで、南米地区のジカウイルスの予防に役立てることができると述べた。
梁劬司長は現在、第34回国連食糧農業機関、中南米・カリブ地域会議に出席している。梁劬司長は次のように説明した。この技術の原理は、小型放射能装置を利用して電離放射線を照射し、人為的に倍養した雄の蚊の繁殖能力を喪失させる。これらの雄の蚊を大量に野外に放し、野外の雌の蚊と正常に交尾した後、雌の蚊が産卵しても孵化できないことから、蚊は繁殖不能になる。このため、この技術を応用することで、蚊の群れの数量を大幅に減少させ、ジカウイルスの流行を食い止めることができる。
(新華社より)
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