▽1000万以上
中国は今年の都市部新規雇用創出目標を1000万人以上、都市部の登録失業率の目標を4.5%以内とした。
今年の765万人の大学卒業者が「就職難」を避けるにはどうすれば良いか?李克強総理は、「雇用促進計画と創業支援計画を着実に実施し、様々な就業 起業の道を促進する」と指摘した。
また、今年は1000万人以上の農村貧困人口の貧困脱出を目標に掲げている。中国の貧困脱出任務は非常に厳しく、今年は中央財政からの貧困扶助資金が43.4%増加した。また、ターゲットを絞った貧困扶助と貧困脱出、土地や対象者に合わせた措置を堅持する。
▽約13%
中国は今年の広義マネーサプライ(M2)の増加目標値を約13%、社会融資規模の増加目標値も同様に約13%と設定した。現在、世界の金融市場は激しく揺れ動いており、中国の金融政策の動きも注目されている。報告では、「穏健な金融政策は柔軟で適度なものにする。各金融政策ツールを統括的に活用し、合理的で十分な流動性を維持し、伝導メカニズムをスムーズにし、融資コストを引き下げ、実体経済、特に小規模 零細企業や「三農」 (農業、農村及び農民)への支援を強める」と指摘された。
▽3%
今年は財政赤字を前年比5600億元増の2兆1800億元とし、財政赤字の対GDP比を3%に引き上げる。中国政府はこれまでにも様々な場で、積極的な財政政策に力を入れるよう要求してきた。李総理は「中国の財政赤字率と政府負債率は世界の主要エコノミーの中でも低く、このような計画は必要であり、実現可能であり、安全である」としている。