新華網北京3月7日 (記者/劉錚、于佳欣)政治協商会議委員(政協委員)で経済学者の厉以寧氏は4日、皆さんが関心を寄せている中国経済が7%前後の成長率を維持できるかについては、次のように述べた。7%前後で維持していけるという自信を持つべきだ。肝心な点は構造改革の継続的な推進にあり、これが最も重要なことだ。
厉氏は中国人民政治協商会議(政協)第12期全国委員会第4回会議の最初の業界別グループ討論に参加した際、次のように述べた。現在の中国経済は確かに困難な状況に遭い、下押しに向かう圧力が依然として存在しており、これらはすべて事実だ。しかし、重要なのは自信を持たねばならないことで、これらは経済のモデル転換のプロセスにおいて遭遇した困難であり、その多くはこれまで長年にわたって蓄積されてきた問題だ。今は改革の加速を通してこれらの問題を徐々に解決していくべきだ。
「中国経済は心を合わせて協力する状況のもと、改革を通じ、更なる発展を通じて、ようやく新常態(ニューノーマル)に必要な成長へと『転換』していくでしょう。ですから、自信をもつという問題はとても重要です。」と厉氏は語っている。
為替の問題について、厉氏は次のようにみなしている。当面の人民元為替レートは大幅に下落することはなく、今は大幅な下落により輸出を促進させる必要はないだろう。また、当面の失業率も合理的な区間でコントロールされており、雇用問題が徐々に解決されつつある。
(新華社より)
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