今年は申年。十二支の中でも猿は最も人間に近く、中国で大人気の動物だ。敦煌研究院は5日、敦煌石窟内に猿をイメージして描かれた壁画と彫刻が多く出土したと発表した。このうち、最も古いものは1400年前のものがあり、呉承恩の著作『西遊記』よりも200年早い「唐僧取経」の壁画も発見された。中国新聞網が伝えた。
敦煌研究院によると、敦煌石窟の歴史は古く、幅広い題材を有し、猿のイメージも壁画や文献、彫刻などに度々用いられる。最も古い猿のイメージとしては西魏時代(西暦534年~556年)のものがあり、今日から1400年以上前になる。
発表前日、同研究院は敦煌の壁画の中でも代表的な猿のイメージを選んで「敦煌壁画猿年カレンダー」を作成している。(写真は敦煌研究院提供)