抗議する日本の民衆
二、「憲法改正」を積極的に推進
2013年2月15日、安倍首相は自民党憲法改正推進本部会議に出席した際に、憲法改正を「解決すべき重大課題」と位置付け、任期中に憲法改正を実現する強い意向を表明した。長期にわたり、厳正な法律手続きが必要になる憲法改正は日本で不可能な事と考えられている。しかし、安倍内閣は性急なやり方で、憲法改正のペースを加速している。
いわゆる「憲法改正」は、現行の日本憲法第九条の改正を指す。同憲法は日本の戦争放棄、陸海空軍及びその他の戦力不保持、国の交戦権否認を明確に規定しているためだ。これを受けて、第二次世界大戦後の日本憲法は「平和憲法」と呼ばれている。