新華網シドニー1月14日 オーストラリアのニューサウスウェールズ大学、グローバル金融研究所のファリボルズ・モシリアン所長はこのほど、新華社記者の取材を受けた際に、次のように述べた。世界銀行の最近の『環太平洋パートナーシップ協定』(TPP)の経済的影響に対する分析は予想外ではなく、TPPの米国とオーストラリアなどの先進国の経済成長への促進効果にはおそらく十分に限りがある。
世界銀行は先ごろ、公表した報告書で、TPPの正式発効後、参加の先進国の経済にとってのメリットはわずかだという見通しを示した。また、2030年までに、TPPはオーストラリアのGDP成長率を約1%引き上げるだけで、米国の成長率は1%足らずだと予測している。
モシリアン所長はまた、「今後5年から10年にかけて、TPP内部で加盟国の関係が緊密化するとは限らず、具体的な状況はアジア太平洋地域及び世界のその他のエネルギーがどのように変遷していくかによって決定付けられる。」と説明した。
(新華社より)
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