2015年12月31日、2003年に他界した香港の女性歌手アニタ・ムイ(梅艶芳)の遺骨安置場所が、死後12年目にして初めて明らかになり、世間を驚かせている。中国時報が伝えた。
「アジアのマドンナ」と呼ばれカリスマ的な人気を誇ったアニタ・ムイは03年12月30日、子宮頸がんのため40歳の若さでこの世を去った。他界してからちょうど12年目にあたる今月30日、その遺骨が香港・ランタオ島の宝蓮禅寺にある海会塔に安置されていることが明らかになった。
過去11年間、命日にはファンが宝蓮禅寺をはじめ、九龍半島にある善真堂などに集まっていた。その姿を見続けていたアニタの関係者が、見るに忍びないという思いから初めて明らかにしたもの。なお、騒動になるのを避けるため遺骨は愛称を引用した「珠女」という名前で表記され、生年月日は旧暦で記されている。
最近では、アニタ・ムイの遺品のオークション販売が行われ、音楽アワードのトロフィーなどアニタの栄光の象徴となるものを、生前親しかった俳優エリック・ツァン (曾志偉)らが高額落札したことが明らかになり、話題に。同じく親交の深かった女優ミシェール・ヨー(楊紫瓊)もこのほど、トーク番組でアニタについて触れ、「病床にあってもファンのために歌いたがっていた」と涙ながらに語っている。
(Record China)
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