病院の検査に空腹で行くべきか、何時の検査が最適か、前日に食事を控えるべきかといった問題に悩まされる人も多い。確かに時間帯によって、ホルモン、血糖値、白血球など人体の指数に変化が生じ、診断結果に影響が生じる。重要な時間帯を把握すれば、より明確な診断結果が得られる。生命時報が伝えた。
◆血糖値は午前6−7時
第二砲兵総病院内分泌科主任の李全民氏は、「内分泌系の疾患の診断時間は、最も慎重に選ばなければならない。最も一般的な糖尿病の場合、午前6−7時の空腹時の血糖値が最も正確だ」と指摘した。
◆採血は午前8時頃
「空腹血」とは、朝食をとる前、前回の食事から12−14時間後に採血された静脈血のことだ。前日の夜7時に食事をしたならば、午前7−9時に採血すればよい。
◆男性機能の検査は午前9−11時
男性機能の疾患のうち、勃起の機能障害を持つ多くの患者は肥満傾向を持つ。医師は血中脂肪や血糖値が高すぎないかを知るため、空腹時血糖を調べる可能性がある。そのため朝早い時間に病院に行くべきだ。
◆尿検査は新鮮な朝に
夜間は水の摂取量が少なく、腎臓から尿に排出される多くの成分が膀胱内にたまり、濃縮される。そのため疾患が見つかる可能性が高くなる。検査の前日に暴食を避け、夜も水分の摂取を控えめにする。
◆抜歯は午後が痛くない
四川大学華西口腔病院総合治療科准教授のカク玉慶氏は、「人体は午前中に最も痛みに敏感になる。できるだけ午後に抜歯するべきだ」と指摘した。
◆手術は午前中が安全
米デューク大学の研究によると、手術を受ける患者は午後3−4時に最も問題が生じやすく、午前9時から正午にかけてが最も安全だという。また、午後に手術を受けた患者は、術後の体調不良や食欲不振といった反応が生じやすい。
(人民網日本語版)
関連記事: