【新華社国連11月23日】国連安全保障理事会は19日、中国人とノルウェー人の人質が過激派組織「イスラム国」に殺害された事件について、「イスラム国」の残虐な行為を最も強く非難するとメディア声明を発表した。
メディア声明は、安全保障理事会は最も強烈な表現で過激派組織「イスラム国」による中国公民、樊京輝さんとノルウェー人のオレ・ヨハン・グリムスガールド・オフスタッドさんの殺害が「劣悪で卑怯な行為」であり、これらの罪行によって「イスラム国」の残忍さが再び示されたと指摘した。安保理は被害者の遺族、中国政府及びノルウェー政府に深く同情し、慰問の意を表する。
安保理は次のように強調した。必ず事件の首謀者を法に照らして処罰し、各国がこの事件について中国、ノルウェー政府などと緊密に協力するように勧告する。安保理会はテロリズムが世界各国の人々に犯した厳重な罪行が世界の平和と安全に深刻な脅威をもたらしており、国際社会はあらゆる行動を講じてテロリズムを取り締まるべきであることを再び言明する。
中国の劉結一国連常駐代表は、この事件についてメディアに談話を発表し、次のように指摘した。安保理は中国人の人質が殺害された後、即時に反応し、テロ組織による人質殺害という暴行を最も強烈な表現で非難し、各国が中国政府などと力を合わせて協力するように勧告した。これは安保理のメンバー国、さらには国連加盟国全体の共通認識を反映し、国際社会があらゆる形式のテロリズムを共同で取り締まる固い決意を表現した。
(新華網日本語)
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