【新華社北京11月21日】中国外交部の洪磊報道官は20日の定例記者会見で、中国側は、日本の南中国海問題への干渉、特に南中国海への軍事回帰に対して、強い警戒心を維持している、と語った。
同日、ある記者は次のように質問した。アメリカのオバマ大統領は19日、日本の安倍晋三首相と会合した。日本は、アメリカが軍艦を派遣して南中国海関係島礁の付近海域に進入して自由航行させることを支持しており、海上自衛隊を派遣して南中国海での巡航に参与させるか否かを検討したいと安倍首相は言明した。中国側はこれに対してどのようにコメントするのか。
これを受け、洪磊報道官は次のよう答えた。中国は、各国が国際法に基づいて南中国海で享有する航行の自由を揺るぎなく擁護しており、南中国海での航行自由には、今までなんらの問題もない。同時に、中国は、いかなる国が航行と飛行の自由の名義で、他国の主権と安全への脅威や地域の軍事化行動への推進を企むことに断固反対する。
洪磊報道官は次のように述べた。日本は第二次世界大戦中、一時中国の南中国海諸島を占領したことがある。中国は抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利の後、南中国海の諸島を回復した。日本は歴史を心に刻んで、深く反省すべきだ。中国側は、日本の南中国海問題への干渉、特に南中国海への軍事回帰に対して、強い警戒心を維持している。 (翻訳・編集/謝艶)
(新華網日本語)
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