向こう2カ月については、先行指標の動きが依然として楽観できないと予想。税関がまとめた10月の中国対外貿易輸出先行指数は9月から低下、輸出経理人指数、新規輸出受注指数、輸出経理人信頼感指数などもいずれも低下。先ごろ発表された10月の中国製造業PMIの新規輸出受注指数も0.5ポイント低下した。
商務部研究院の白明研究員は、年間の貿易統計成長率がマイナスからプラスに転じる可能性はほぼ無くなったと予想し、年間の減少率ができるだけ縮小することを期待するしかないと述べた。
商務部が先ごろ発表した「中国対外貿易情勢報告(2015年秋季)」によると、2015年年間の中国輸出規模はほぼ前年並みとなる見込み。輸入が大幅減となり、輸出入全体の減少を招いたもようだ。ただし、世界的にみると、中国の対外貿易の成長ぶりは相対的に良好で、減少幅は世界平均や大多数の主要経済国の下げ幅をも下回っているという。
(チャイナネット)
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