外交部の華春瑩報道官は3日に開かれた定例記者会見で、アメリカに対し、あらゆる誤った言動をやめ、いかなる形においても中国側の主権と安全を脅かす危険な挑発行為を再びとらないよう、改めて促しました。
報道によりますと、アメリカのローズ大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)は、「アメリカの国益に合致する」として、アメリカ軍の艦艇を南海で航行させる活動を今後も継続する方針を明らかにしました。アメリカ政府のある当局者は、「今後も3ヶ月に2回以上の頻度で南海での航行を定例化させ、各国が国際法によって航行の自由の権利を行使できることを中国等の国家に示していく」と述べたということです。
これを受けて、華報道官は「中国は一貫して国際法による各国の南海での航行・飛行の自由を尊重している。いかなる国であれ、航行・飛行の自由を言い訳とした中国の主権と安全利益を損なう行動を起こすことについては、中国は断固としてそれに反対する。領土主権や安全、および合法的で正当な海洋権益を維持する中国の意志は固い。いかなる国であれ、故意の挑発に対しては、断固として対処していく」と強調し、引き続き関連海域と空域を緊密に監視していく姿勢を示しました。
(中国国際放送局)
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