『靖国-YASUKUNI』の李纓監督 新華網 彭純 撮
【新華社北京9月11日】ドキュメンタリー『靖国-YASUKUNI』の李纓監督が近ごろ、新華社世界問題研究センターの座談会に招かれて出席した。座談会の後新華網の記者の取材に応じた際、次のような見方を示した。この映画の撮影にはまるまる10年間を費やした。その主な目的は動かぬ事実により日本の中国侵略戦争の種々の史実を明らかにし、更には日本右翼による改ざん、ひいては戦争の史実の覆しにより生じたさまざまな曖昧且つ荒唐無稽なしつこい病を徹底的に完治させることにある。
「抗戦勝利70周年大閲兵式」の生中継、日本人に真実の中国を理解させる
9月3日、李纓監督は日本最大の動画サイト・ ニコニコ動画と手を結び、「中国人民抗日戦争並びに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念大会」の模様を同時放送した。ニコニコ動画は、今回の インターネット動画の生放送はたいへん意義があり、なぜなら、日本人に真実の中国を見させることができ、また日本人に中国の今の現実について考え始めさせ、この現実の背後が伝えた歴史のメッセージを理解するよう促したからだと表明している。李纓監督は、この点は正に日本社会に欠けているものだとみなしている。
李纓監督は次のように語った。「現在、多くの日本の若者は歴史を理解しておらず、日本が中国侵略戦争で敗戦した側であることさえ知らない人もいます。9月3日の生中継で、ニコニコ動画のページ ビュー(PV)は1億4000万で、ずっとオンラインで鑑賞していたネットユーザーは8万人にのぼりました。弾幕には多くの日本人の鑑賞後の感想が現れ、彼らは皆『すごく震撼した』と口々に絶賛し、また『ああ、なるほど、中国が勝ったんだ。』と悟りを得たように伝えていた人もいました。」