中国銀聯は9日、2015年7月の「新華 銀聯中国銀行カード消費者信頼感指数」(BCCI)を発表しました。それによりますと、7月のBCCIは82.67で、先月に比べて0.91低下しました。アナリストは、「連日の高温や物価の上昇などの影響でBCCIの変動幅は大きくなった」としています。
中国銀聯の関係者は「7月、銀行カード所有者の生活必需品に対する消費支出の比率がやや上昇したことがBCCI低下の主な原因となった」と話しました。国家統計局が9日発表したデータによると、7月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で1.6%上昇し、そのうち食品の価格は2.7%上昇しました。銀行カード所有者の消費の変化からみれば、豚肉、タマゴ、野菜などの農産物の価格の上昇が生活必需品への支出増加をけん引しました。また、スーパーマーケットでの消費支出の比率は先月より0.18ポイント上昇しました。
アナリストは、「7月は真夏で、前半は南方で雨が多く、後半は猛暑で住民の外出に影響を及ぼした」としています。取引データによりますと、銀行カード所有者の外食取引額の比率は0.05ポイント、娯楽類の取引額の比率は0.04ポイント低下したほか、百貨類は先月より7.09%低下、その比率は0.48ポイント低下しました。また、自動車業界は販売のオフシーズンに入り、銀行カード所有者の取引額の比率は0.42ポイント低下しました。
(中国国際放送局)
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