【新華社東京8月2日】日本宮内庁は8月1日、昭和天皇が終戦詔書を読み上げる録音の原盤を初公開した。戦時に皇居の防空壕とされた「御文庫付属室」の写真や映像資料なども同時公開された。
1945年8月15日、日本の昭和天皇は全国に終戦詔書を読み上げ、日本の無条件降伏を発表した。それは即ち「玉音放送」と呼ばれた。これまで日本のテレビやラジオ番組に使われた「玉音放送」はすべて複製版だった。原盤の「玉音放送」は全長4分30秒で、複製版と比べると、原盤のスピードはやや速いということだ。
宮内庁は同時に皇居の「御文庫付属室」の内外写真と映像資料を公開した。これは宮内庁が50年ぶりに「御文庫付属室」の関連資料を再度公開したのだ。「御文庫付属室」は戦時に皇居の防空壕にされて、1945年8月14日、降伏を決めた御前会議もそこで開かれた。関連資料は日本宮内庁のウェブページに公開された。
宮内庁は、戦後70周年という節目の年に戦争の終結を象徴する二大史料を公開することは重要な意義があり、史料の公開が人々に戦争の歴史を銘記することに助けになるよう期待していると伝えた。
1945年8月14日、日本政府はアメリカ、イギリス、ソ連、中国といった四カ国の政府に口上書を手渡し、『ポツダム宣言』の受諾を発表した。8月15日、日本の昭和天皇は終戦詔書を放送した形式で、日本の無条件降伏を正式に発表した。 (翻訳・編集/謝艶)
(新華網日本語)
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