【新華社台北7月31日】 李登輝氏は日本訪問中に、日本の台湾への植民地統治を美化する発言を行い、そして釣魚島は日本に属すると主張した。台湾世論と社会各界の人々が連日にわたり次々と非難し、反論している。
『聯合報』は社説で、李登輝氏が22日、東京の国会議員会館で行った談話は、「正真正銘の『台湾独立』論述」を貫いたもので、「台湾と中国の半世紀以上継続する曖昧な関係を徹底的に整理して明確化しなければならない」、「『一つの中国』、『中国の法律と伝統』の束縛から離脱する」などという主張を含んでいると評じている。
社説は「李登輝の独善的な見解は、多くの『台湾独立』派人物に共通する性質を示している」、この中には「『台湾独立』の思考は変貌しているが、骨髄にまで浸み込んでいる」、「権力への謀略と欺瞞の動きは政治的な信用と誠実さに欠ける」、「裏口上場で、自分を騙し、他人も騙すものだ」という内容もあると指摘している。
「童舟」という名前で『聯合報』に投稿した台北市民は、李登輝氏は「台湾はすでに『一つの中国』及び『中国の法律と伝統』から離脱する道に向かって邁進している。」と主張するが、この「台湾独立」論述は「中国」を切り離し、「台湾独立」を実現するという主張であり、「魂の台湾独立」だと指摘している。
台湾中研院欧米所の宋燕輝研究員は、『中国時報』に投稿し、次のように指摘した。台湾当局の引退した指導者として日本を訪問した李登輝氏が日本を訪問した期間に、釣魚島は日本に属すると発言したことが不適格であるのは明らかだ。李登輝氏は特殊な身元があるため、個人的な意見、又は立場を「独断的に」発表すべきではなく、別に思惑がない限り、「規則に従う」という要求を考慮しなければならない。
(新華網日本語)
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