日本では「ポツダム宣言」を「戦後日本の原点」だとみなしている。その日本語の公式的な訳本は既に「日本外交文書」に編入していた。
しかし、人々に驚かせるのは、今年の5月20日に開かれた日本国会の党首弁論で、日本の首相である安倍晋三氏は「ポツダム宣言」が日本の侵略戦争に対する定性を明確に承認することを公に拒絶し、また「ポツダム宣言」をよく見たことがないと誤魔化したということだ。一国の首相、特に戦敗国の首相として、自国の侵略歴史に対してこんな態度を取っているのは、己の良知が既にゆがんでいることを暴露し、歴史に対する畏敬感と侵略に対する羞恥心を失っているに違いない。
「ポツダム宣言」の承認を拒絶することは国際秩序に挑戦することを意味している。
日本の元外務省中国課の浅井基文課長は次のように指摘している。日本は戦争を放棄し、完全なる非武装を実現することが、戦後東アジアの平和的国際秩序の基礎を構成している。安倍氏の言動は明らかに「ポツダム宣言」への侮辱であり、国際秩序への挑戦でもある。それは自国の国民を危険な戦車に拉致しただけではなく、地域ひいては世界の平和にも災いが及ぶだろう。
「ポツダム宣言」の承認を拒絶することは平和の礎石をひっくり返すことを意味している。
歴史を改ざんすることは許せなく、礎石を動かすのも許せない!軍国主義は一旦復活したら、際限もなく害毒を流してくる。人類の前途運命に関わる瀬戸際に、平和を愛するすべての人々は歴史を鑑とし、共同で平和と正義の堤を頑丈に建築し、国際秩序を維持する重要な礎石を守らなければいけない。(翻訳・編集/謝艶、張一、呉寒氷)
(新華網日本語)
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