(資料写真)
【新華社上海7月27日】業界では、中国の不動産市場は黄金時代が終わったかどうかについては尚、議論されているが、中国の多くの不動産投資基金は住宅不動産に限定した投資戦略を一早く見直し始めている。業界関係者は不動産基金は「暴利」時代の終焉を受けて、投資方向が多元化する傾向にあると見ている。
一年余りの間、中国の不動産投資は伸び率が低下し続け、不動産価格の動向に何通りもの現象が現れている。同業界では、不動産開発は黄金時代の十年が過ぎ去り、白銀時代に入ったと受け止める人が多い。
事実上、昨年末から外資基金が中国の一級都市でオフィスビルを買収する動きが加速している。これは一方で、大量の外資不動産基金が近く募集を完了するため、投資対象を集中的に探しているためだ。もう一方で、外国人投資家の今後2年から3年にかけて一級都市のオフィスビルの価値が上昇するというプラスの予測に基づくものだ。
国際的で成熟した市場の発展の経験を参考とし、中国の実際の国情と合わせて、商業不動産、物流不動産などの分野だけでなく、多数の不動産基金も老後に備えた不動産、観光のための不動産などの分野の投資機会に積極的に注目している。
専門家は、中国の不動産基金投資はより理性的になり、住宅投資を中心とした単一の投資から多元的な分野に移行していくと分析する。
(新華網日本語)
当社サイトのコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。
関連記事: