2015年7月20日、公開中の映画「リアル鬼ごっこ」に出演した俳優の斎藤工がこのほど、東京・新宿で舞台あいさつした。出演者で唯一の男性だった斎藤は「(女性しかいない世界を描いた点は)非常に面白いアプローチだと思った」と振り返った。
山田悠介の人気同名小説を「ヒミズ」、「愛のむきだし」などの園子温監督が映画化した同作。出演依頼を受けた時、斎藤は「まず(自分が)男性役か女性役か確認した。(園監督作品出演に)一映画ファンとしてわくわくして、参加できることを光栄に思った」と語った。
園監督独自の設定・脚本により、女性しかいない世界で、全国の女子高生が命を狙われるストーリーに変更された。斎藤は高校生と老け役を演じている。特殊メイクを使った老け役について「準備に4時間半ほどかかった。目と鼻の穴、口以外は覆われていたので、撮影中は食事が大変だった。コメ粒がメイクの隙間に入ったりして」と話した。
園監督作品への出演について「初期の頃から好きだったので、声をかけてもらってうれしかった。思いのほかマイルドな方。その場で生まれる発想を大事にしている気がした。自分自身を追い込んで、自分が準備してできる表現、感覚を超える瞬間を待っているのでは。今年はたくさん映画を撮って、個展もされているので、かなり自分を追い込んでいるな、と感じた」と語った。
さらに、この日は上映前に映画館で「もぎり」の体験イベントに参加した斎藤。「工場で働いていた経験があり、同じ作業を続けることも性に合っている。楽しかった。アナログ作業でいい。映画館で働き、映写室に入ることが夢だったので、今日もぎりをやらせてもらってうれしかった」と話していた。
(新華網日本語)
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