上海歌舞団が創作したオリジナル舞劇Dance Drama「朱鷺」の初演が東京で行われることになるとは、誰も想像していなかっただろう。「朱鷺」の初演が行われた舞台は、海外の地、日本であり、その後ブッキングされた30都市、60公演に上る日本公演によって、舞劇「朱鷺」は登場すると同時に、世界的にも大きな注目を浴びた。同公演は6月3日から8月までで、東京都、仙台市、沖縄県、静岡県など日本各地を周り、最大収容人数5000人の劇場のチケットもすでに完売している。多くの観客は舞台が終わった後も楽屋で出演者を待ち、直接中国人のダンサーたちに感謝の言葉を述べることを希望している。地元メディアは同公演について、「人と自然の芸術の霊気を集約させた舞台」と評した。
「朱鷺」は日本の人々の心の中の国鳥であることから、上海歌舞団は「朱鷺」の初演の舞台に日本の地を選んだ。これは、上海歌舞団の歴史において初めてのことである。昨年10月に東京でジャパン プレビューを行い、約1500人の観客が中国オリジナル舞劇の初の観客となった。朱鷺の絶滅の危機に瀕している日本の観客たちはこの中国の舞劇に強烈に共鳴し、地元の新聞社が重要紙面で同公演について報じたほか、初演を観賞した観客もSNSに感想を投稿したことから、「中国の朱鷺」がSNSのホットワードランキングにランクインした。「朱鷺」は高い評判をもとに、日本市場を切り開き、初演後数十公演が日本でブッキングされた。
芸術の法則の遵守や革新的な市場マーケティング。舞台劇「朱鷺」はこの2つの点で、中国オリジナル舞劇として幅広いプラットフォームを築き上げた。中国の民族の言語をいかに使用しながら、世界の舞台で中国の物語を語るのか?中国舞踏家協会の馮双白副会長は、「舞劇『朱鷺』の成功は、中国の舞踏が世界的言語の環境の下で影響力を増していることのほか、世界的言語を使用することを学び、文化への自信を語る勇気をもつべきであることを示している」と語った。
(人民網日本語版)
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