【新華社ハルビン7月9日】2014年度国家社会科学基金プロジェクト「中日の民間で保存する細菌戦文献資料の収集、整理及び研究」課題チームはこのほど、中国侵略旧日本軍細菌戦部隊の往来した一部の公文書と命令文書を公開した。このうち、一点は731部隊が浙江細菌戦に参加した作戦命令だった。専門家はこれは浙江省で発生した細菌戦を旧日本軍参謀本部が組織的に計画したことを立証するものだと述べた。
課題チームの責任者、楊彦君氏の説明によると、資料は関東軍総司令の梅津美治郎が1940年7月25日に丙第六五九号命令を発し、その主な内容は関東軍野戦鉄道司令官に奈良部隊の器材を鉄道に沿って輸送し、浙江作戦で細菌戦を実施する準備を行うように命じたものだったことを示している。
知るところによると、1939年から1945年にかけて、731部隊の長官、石井四郎を総指揮官とする旧日本軍細菌部隊は、浙江省寧波、衢州、金華、義烏などの地で細菌戦を実施し、浙江省、江西省で230万人を超える住民が疫病に伝染し、死者は65万人を超えた。
(新華網日本語)
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