主に明代中期から清代初期の文化遺産が残る湖北唐崖土司城遺跡
土司を推薦するのはなぜか?
王理事長によると、土司をめぐる考古学研究が近年注目を浴びており、数々の発見が、考古学界の重要フォラームで紹介されたり、中国の10大考古学新発見に選ばれたりしている。土司遺跡の多くは、地上にあるため、保護を実施しなければ、都市発展が進むにつれ、存在が脅かされるようになる。また、土司遺跡の多くは、山の上にあり、残っている当時の土司城や防御施設、関連の墓地などは鑑賞の価値がある。
劉氏も、「この種の歴史的文化遺産は、歴史の記憶をよみがえらせてくれる。多民族地域では、衝突も頻繁に起きる。異なる民族が平和に共存する点で、土司制度は手本とする価値がある」との見方を示している。