内モンゴル自治区フフホト市にある伊利集団の牛乳生産基地で、作業を行うロボットアーム。(2月11日撮影、フフホト=新華社記者/李志鵬)
【新華社フフホト12月18日】中国北京市で15日、内モンゴル自治区乳業振興記者会見が開かれ、同自治区の乳製品産業が過去3年間にわたり成長を続け、牛乳の生産量と加工業の規模、乳製品シェアのいずれもが国内1位となっていることが明らかになった。
中国乳業協会は記者会見で、自治区内の牛乳の生産量が2017年の543万トンから、2019年には577万トン余りに増加したと報告。各省・自治区・直轄市の中で500万トンを突破しているのは、同自治区だけだとも述べた。
同協会の副会長で事務局長の劉亜清氏は「乳業は自治区を代表する、競争力のある基幹産業に成長した」と話した。
同自治区には、8670万ヘクタールの自然草地と200万ヘクタールの人工草地が広がっている。自治区は今年、乳業のさらなる発展に向けた政策を打ち出し、酪農セクターに対し今後3年で500億元(1元=約16円)の資金援助を行うことを決定した。
自治区政府の李秉栄(り・へいえい)副主席は「自治区として今後も乳業の発展を奨励し、2025年までに乳牛を合計300万頭に増やす目標を立てている。これにより、乳製品加工企業の生産額は3千億元を上回る見込みだ」と話している。
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