上:自身の果樹園で実った黄桃を見せる神山村村民の左炳陽(さ・へいよう)さん。(7月16日撮影)
下:自宅で黄桃をカットし、ドライフルーツに加工する準備をする村民の左炳陽さん。(7月16日撮影、組み合わせ写真、井岡山=新華社記者/彭昭之)
【新華社井岡山10月9日】中国江西省井岡山(せいこうざん)市の山間に位置する神山村はかつて、同市で最も辺ぴな貧困村の一つだった。地元政府が貧困支援産業と農村観光の発展に力を入れたことで村民の収入は顕著に増加、2017年2月には正式に貧困を脱却した。
同村の1人当たり平均年収は3千元足らずから2万元超に増加し、自動車保有台数も2015年の5台から2019年には39台になった。村内の曲がりくねったでこぼこ道は舗装道路へと整備され、老朽化し危険な日干しレンガの家も客家式の民家へと改築された。村には駐車場や観光客向けのトイレ、イベント広場などの施設が設置され、村民から幸せな笑みがこぼれるようになった。