四川省涼山イ族自治州金陽県馬依足郷にある「易地扶貧搬遷」により開発された移転先住宅地、東山社区(コミュニティー)の「千戸イ寨」。(9月5日撮影、成都=新華社記者/沈伯韓)
【新華社成都9月20日】中国四川省涼山イ族自治州ではここ数年、安全な住宅の建設が貧困世帯を貧困から脱却させるための重要な任務として位置づけられている。新たに建てられた安全な住宅は累計19万5千戸で、そのうち「易地扶貧搬遷」(貧困農家を立地条件の良い場所へ移転させる貧困対策)により建てられた住宅は7万4千戸、イ族世帯の新寨(新しい集落)に建てられた住宅は9万8千戸、一対一支援(ペアリング支援)、農村における危険家屋の改築、自然地質災害の危険回避による移転のために建てられた住宅などは2万3千戸で、同自治州全体の貧困世帯に対する安全な住宅の保障率は100%に達したという。