14日、布拖県にある移住・転居による貧困救済事業移住者向け居住地(依撒社区)のイ族刺しゅう貧困者支援作業場で、イ族の伝統衣装を製作する、夫が出稼ぎに出た後の家庭を守るイ族の女性。(布拖=新華社記者/江宏景)
【新華社成都9月18日】中国四川省涼山イ族自治州布拖(ふとう)県にある移住・転居による貧困救済事業移住者向け居住地でこのほど、イ族刺しゅう貧困者支援作業場が運用を開始、イ族女性の刺しゅう人材育成と伝統的衣服や装身具製作の場が誕生した。
同居住地には1万4千人の人々が暮らしており、3千人余りの成人女性が含まれる。同自治州は今年5月から、まだ貧困脱却を果たしていない七つの貧困県にある26の大型移住者向け居住地(800人以上)に、イ族刺しゅう貧困者支援作業場を建設した。刺しゅう人材を育成し、イ族の女性が地元に暮らしながら仕事ができ、持続的発展が見込めるイ族刺しゅう産業を開拓できるようにしており、地元の貧困脱却堅塁攻略戦が勝利するよう後押ししている。