10日、保安腰刀を制作する甘粛省臨夏回族自治州積石山パオアン族トンシャン族サラール族自治県大河家鎮の村民。(積石山=新華社記者/邢広利)
【新華社蘭州8月15日】中国甘粛省臨夏回族自治州積石山パオアン族トンシャン族サラール族自治県に暮らすパオアン族伝統の名刀「保安腰刀」は、その優れた鍛造技術が2006年に第1次国家級無形文化遺産リストに登録された。同自治県はここ数年、保安腰刀を鍛造する貧困者支援作業場や工房などを建設し、特色ある無形文化遺産を柱とした経済発展に力を入れている。保安腰刀の鍛造は、伝統技術を継承し保護すると同時に、貧困世帯が収入源を開拓して貧困から脱却する一助となっている。