18日、自身が絵を描いた壁の前を通り過ぎる呉吉人さん。(吉林=新華社配信/顔麟蘊)
【新華社長春7月23日】中国吉林省吉林市船営区北極街道の致和南社区(コミュニティー)に住む72歳の呉吉人(ご・きつじん)さんは、かつて美術の仕事に従事し、退職後も毎日自宅で絵の練習を欠かさなかった。2015年末、コミュニティーが野放し状態のチラシやビラの取り締まりを始めると、呉さんは率先してボランティアを引き受けた。美観を損ねていた壁のビラを剥がし、その上に壁画を描いた。これまでに呉さんが描いた壁画作品は10作余り、合計100平方メートル以上に上った。呉さんは「私の絵で街をもっと美しくしたい」と語った。