2日、放水口を開き放流する三峡ダム。(宜昌=新華社配信/鄭家裕)
【新華社武漢7月4日】連日の集中豪雨の影響で、中国の長江の上流や烏江および三峡区間にかけて水量が大幅に増加しており、湖北省宜昌市にある三峡ダムに流れ込んだ水量は2日午前10時に、毎秒5万立方メートルに達した。今回の増水は全国主要河川洪水付番規定の基準に達しており、「2020年長江第1号洪水」が長江上流で発生したと定められた。
長江水利委員会は2日午前11時、現在の長江流域における深刻な増水の状況を鑑み、「長江流域の水害・干ばつ防災計画(試行)」に基づいて、長江水害・干ばつ防災緊急対応4級を発動した。