【新華社ナイロビ6月1日】国連食糧農業機関(FAO)のキース・クレスマン上級バッタ予報官は29日、オンラインで開かれたシンポジウムで、6月から7月にかけてアフリカ東部で、バッタが大量発生して農作物を食い荒らす「蝗害(こうがい)」が再び起こる可能性があると述べた。
英メディアによると、同地域では今年1~2月に過去70年で最悪のバッタ被害があり、4月には第2波の襲来を受け被害がさらに拡大した。クレスマン氏は、6~7月の気候条件がバッタの繁殖に有利になれば、新たな襲来は数がこれまでより多いだけでなく、期間もさらに長期化すると予測した。
クレスマン氏はケニアやソマリア、エチオピア、ジブチなど9カ国が最も深刻なバッタ被害を受けると警告している。
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