11日、営業を再開した上海ディズニーランドで写真を撮る来場者。(上海=新華社記者/任瓏)
【新華社上海5月12日】中国・上海ディズニーランドが11日、営業を再開した。新型コロナウイルスの感染拡大以降、各地のディズニーのテーマパークで休園が続く中、営業を再開したのは上海が世界初となった。
感染拡大を受け、上海ディズニーランドは1月25日から閉鎖されていたが、先ごろ多くのスタッフが職場に復帰。営業再開に向けて準備を進めてきた。
上海ディズニーランドは営業再開に際し、入園客と従業員の健康や安全を確保するため、入場制限や事前予約などの措置を実施した。また、順番待ちの場所やレストラン、アトラクションなどには黄色のマークを設置し、社会的距離を保つよう注意喚起している。さらに園内300カ所以上に消毒液を設置し、重点エリアの消毒頻度も増やした。
上海ディズニーランドは、中国と米国の協力によって実現した過去最大規模の現代型サービス業プロジェクト。2016年6月の開園以来、上海および長江デルタ地域で人気の高い観光地となっている。(記者/許暁青、胡文嘉)