20日、妻と娘を車に乗せ、18キロ離れた牧場へと急ぐアイサン・トヘティさん。(アクト=新華社記者/高晗)
【新華社ウルムチ4月25日】中国新疆ウイグル自治区クズルス・キルギス自治州アクト県紅新村はパミール高原に位置し、地元の牧畜民は代々放牧で暮らしを立ててきた。牧畜民の定住化、貧困脱却の難関攻略を進める一連の政策に支えられ、同高原の牧畜民は次第に山を下りて定住するようになり、貧困に別れを告げ、より豊かな生活を手に入れた。中には自家用車を使って牛や羊の放牧をする人もいる。
アイサン・トヘティさん一家は2012年、山から下りて移住先の紅新村に引っ越した。村に駐在する作業チームと地元幹部の積極的指導の下、アイサンさんの家畜と収入はともに増えた。昨年にはオフロード車を購入し、自ら運転して山に行き、羊を放牧するようになり、高原の牧畜民の暮らしに「通勤」という新たな要素が加わった。