【新華社ジュネーブ2月7日】世界保健機関(WHO)テドロス事務局長は6日、スイス・ジュネーブで行われた記者会見で、新型コロナウイルスによる肺炎に対抗するために、中国湖北省武漢市の市民が行ってきたあらゆる努力に対し、感謝の意を表した。テドロス氏は、武漢市民のこのような団結力があれば、きっとウイルスに打ち勝つことができるだろうと述べた。
テドロス氏は新華社記者の質問に答えた際、「武漢市および湖北省の人々は、ウイルスに対抗する過程において多くの犠牲を払ってきた。私は彼らに感謝する。彼らの行為は自身(国家)の人民だけでなく、世界の他の場所も守るものなのだ」と語った。
テドロス氏は「私は先日北京市を訪問したが、武漢市にも訪問したいと思っていた。必ず見舞いに行くことを武漢の人々に約束し、その日が一日も早く来るよう願っている」と期待を示した。
テドロス氏はまた「私が話をしている間に、自分が彼らの一員であることを実感した。私の心は彼らやウイルスに対抗する人々と共にある」と述べ、武漢市民にこのような団結力や互いを思う心があれば、「きっとウイルスに打ち勝つことができる」と自信を示した。
同日の記者会見でテドロス氏は、WHOは5日、国際における科学研究力の調整を行い、新型コロナウイルス対策の研究の重点を確定し、治療法や有効なワクチンの早期発見への道筋を探るため、11~12日にジュネーブで専門家会合を開くと発表した。
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