1日、チベット自治区第3人民医院で患者の胸部レントゲンを見る医師。(ラサ=新華社記者/覚果)
【新華社ラサ2月4日】中国チベット自治区の第3人民医院は、ラサ市で新型コロナウイルスによる肺炎患者の治療に当たる専門病院に指定されている。チベットで唯一新型コロナウイルスによる肺炎と診断された患者は現在、同病院に入院している。
第3人民医院の医療スタッフは151名。チベット族や漢族、回族、土(トゥ)族など多民族で構成されており、総員態勢で患者をケアし、治療プランに基づく積極的な治療を行っている。患者の容態は現在、体温や脈拍、血圧、呼吸数ともに安定している。濃厚接触者は隔離医学観察を受けている。
チベット自治区では1月30日、ラサ市で同自治区初の新型コロナウイルスによる肺炎患者が確認された。同患者は1月22日に武漢市の武昌を列車で出発し、24日にラサに到着していた。