【新華社北京１２月２７日】中国財政部の劉昆（りゅう・こん）部長は２５日、２０１６～１８年の全国の生態環境保護関連財政支出は２兆４５１０億元（１元＝約１６円）、年平均１４・８％増となり、同時期の財政支出全体の伸びを６・４ポイント上回ったことを明らかにした。
劉氏によると、１６年に３・７％だった全国財政支出に占める生態環境保護関連支出の割合は、１８年には４・２％に拡大した。うち中央財政の生態環境保護関連支出は１兆７６４億元で、大気汚染対策の総合的計画「青空防衛戦」での勝利、水質汚染対策行動計画の深い実施、土壌汚染対策行動計画の徹底、農村環境の総合対策の推進、重点生態保全復元の実施支援などで重要な役割を果たしているという。
また、「１９年は財政収支の矛盾が厳しい中でも、各級財政部門は引き続き生態環境保護への支援を強化している」と述べ、支出総額を増やすと同時に、支出構造の適正化に力を入れ、資金を象徴的な重要事業に投入し、人々が最も関心を払っている厳しい環境問題を着実に解決していると強調した。
次の段階では、財政部など関連部門は資金保障を強化して、汚染防止の難関攻略戦勝利を支援する。積極的に改革を深化、常に財政資金投入体制を刷新する。また、政策の力を合わせ、多角的投入メカニズムづくりを加速する。さらに、資金の効果を高め、予算実績管理の全面的導入を進める方針だという。（記者／申鋮）
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